もう 泣かないで
君の悲しみ 僕にはわからないから
涙だけで すべてわかる
そんなの嘘なんだから

気付かない君 ただずむ俺
偶然は時に残酷

が降る駐車場の隅
軽自動車の中で携帯片手に
泣きじゃくるのは
たしかに 君だった

もう 泣かないで
理由は聞けないけれど
でも 気になってどうしようもない

今すぐにドアを開けて君に
聞きたいけれど
そうしたら何も 何もかもが
壊れてしまいそうだ

傘もなく立ちつくす僕
濡れゆく服 心の中まで
雨が湿らせていく

ああ 明日からどうしよう
服もずぶ濡れだし 
何より君に なんと言おう

そして 君はなんというのか
そのとき 僕はどこを見てるのか


2002/11/1(Fri)