2005北海道ツーリング5
 
  -南南西へ進路をとれ-

(2005.7.30〜8.14)

-web拍手公式サイト-

マキリ(小刀) 万能道具、常に右腰の装着しておく。

展示室の様子。現在的な展示方式を採用している。


-六日-(2005.8.4)

いやな予感があたって朝から雨。三連泊したふくだめろんに別れを告げて出発なければならない。
カッパを着込んで出発の気合いを入れる。目的地は支笏湖。
しばらく停滞していましたがいよいよ移動が始まる。

イヨマンテで送られた小熊のマラプト(熊の頭)。周囲をイナウ(木で削った御幣)で飾る。

ポロモイチャシの復元ジオラマ。(チャシとは何か?というついてはここが詳しい。)

簡単にまとめると、16〜18世紀に北海道内で作られた自然地形を利用・改変した簡易な柵や堀で囲まれた砦と言えるだろう。勿論、その機能や性格についてはバリエーションがある。
ここ、ポロモイチャシの場合は鮭の遡上を見守る監視小屋の性格が強いのではないかという指摘がある。

富良野は北海道のへそらしい…。左は謎のへそ人形。

野外展示してある大型のチセ(家)。ここを利用して催し物もされるようである。

プ(足高倉) 穀物貯蔵用の高床式の倉庫。

ツーリングマップルに紹介されている苫小牧マルトマ食堂を探したが、見つからず、見つけたときはすでに午後2時をすぎていたのでしょうがなく近くの食堂へ入った。

ふくだめろんのオーナーさん。お世話になりました。

へそ記念碑とモニュメント?

説明板。読むとなるほどと思う。決して富良野が物理的に北海道の中心じゃないみたいだけど、こういうのって言ったものがちな所があるよね。(笑

平取町立二風谷アイヌ文化博物館に寄った
萱野茂氏の収蔵品を中心に展示している。

とても悲しいエピソードを持つ漆器椀。

ねずみ対策のため、とりはずし式の階段になっている。

近くを流れる沙流川。日高山脈から流れ出て太平洋まで100kmを越えて流れる一級河川である。この下流に二風谷ダムが建設されて問題となっている。くわしくはここを参照のこと。

隣接している沙流川歴史館は考古学的な展示がメインになっている施設。ダム工事に伴って建設資金が補助金として使用されたケースではないだろうか。

顔のUP.その恐ろしげな風貌に似合わず目は小さくてキュートだ。

色々とアイヌに関しての資料をみることができて精神的に満足したので出発することにした。
天候はやっと落ち着き、曇り気味の空模様で留まっている。
R237を下ってしばらくすると富川という場所にでた。ひさびさに海を見る。ここでガソリンが尽きかけていたので、進行方向にホクレンがないためすこしえりも岬側に下って日高門別のホクレンで給油した。このあたりから静内にかけては牧場が点在している。その綺麗な緑の絨毯を見ると、ゆうきまさみの名作「じゃじゃ馬グルーミングUP!」を思い出して懐かしくなった。

R276を北上して苫小牧から支笏湖をめざして、40分ぐらいで到着。勢い余って湖の東側へ行ってしまった。

ホッキ丼を食い損ねたので蟹、ホッキ貝、ホタテ貝の三色どんぶりにしてみる。そこそこの味だった。

ふくだめろんを出発してR237を西へ向かう。朝ご飯を食べるためにマクドナルドへ入るが雨で服がびしょびしょで申し訳なく思う。お店のおねえさんが親切に拭きものをもってきてくれたりしたことに感謝。
マクドナルドでエネルギーを補給して近くの富良野のへそを見てから一路南へ。
R237を南下して金山峠を越えて占冠村を通過していく。もちろん、道の駅自然体験しぬかっぷによりスタンプは押した。
さらに南下していくと樹海ロードと交差する場所にでる、ここでも道の駅樹海ロード日高に寄ってスタンプ。
もう、道の駅をみるとスタンプという条件反射が起こるようになってきた。

雨でドロドロに汚れてきた我が愛車ZZR1200。荷物にもレインカバーを掛けている。

ダム工事によって掘削されることになり全面調査をした二風谷遺跡と呼称される複合遺跡のジオラマ。

本日の宿であるモーラップ樽前荘。とてもライダーハウスとは思えない綺麗な外装で驚く。

食べ終わった後は洗って返却。

この後、庭でBBQをしていたグループに誘われて更に宴会が続いた。やはり旅の宴会は楽しい。しかも相手はバイク乗りばかり。馬鹿ばっかりだ。(誉め言葉)

その夜は遅くまで飲んで食べて語りつくし、中々夜が終わらなかった。

遺跡の土層をはぎ取り保存して分かりやすく展示している。これを見ると、地表面からV層目に文化層が存在していることがわかる。

萱野茂・二風谷資料館

こちらは個人で建てられている方の資料館。それぞれ展示に特色がある。

見て分かるが展示が庶民的というか雑然としているというかとにかく気軽に見られるのがここの特徴。正面に見えるのはイヨイキリ(宝壇)とよばれる宝物(家具的性格もある)。

資料館の二階に展示してある世界最大のチョウザメの剥製。

素晴らしい雰囲気を持つ湖、支笏湖。しばしみとれた。

荷物を解いて部屋に置き、湖畔を散策してみる。

白鳥型移動装置を発見。しかし可動していないようだ。

なんとなく悲しいそうな瞳。

支笏湖の夕暮れ

周囲になにもないので宿での夕ご飯を頼んでおいた。
裏庭での鉄板焼きジンギスカン(?が発泡酒付きで1000円。肉は各自一袋と決まっている模様。

開始前 各自まだ緊張中。

やはり、そこはバイク乗り。酒が入って食が進むと会話が弾む。

ご飯とタレ。左に各自の袋入りマトンが見える。