●妖怪・心霊系ジャンルより
かみちゅ!(1) 鳴子 ハナハル ベサメムーチョ メディアワークス 2006-01-27 |
鳴子ハナハル初めてのコミックスです。去年、好評のうちに終わったアニメの漫画化。舞台は尾道というディープさがたまりません。
それはそうと、作者の成年誌系の原稿はかなり溜まっているけど出さないのかなあ。
もっけ (5) 熊倉 隆敏 講談社 2006-01-23 |
待望の『もっけ』の第5巻です。相変わらず可愛い絵柄のわりに、どきっとする日常の中に、平然と存在する怪異について書かれている妖怪漫画。#28「ヤマウバ」がかなりきた。
陰陽師 (13) 岡野 玲子 白泉社 2005-09-29 |
評価に困る作品だけど、とりあえず完結したことはめでたい。
イメージだけが飛んでいってしまい、お話として観客不在で進んだ劇のようだ。
一言言えるのは、あとがきの部分はよく勉強しているのだろうけど、これまたイメージ論でしかない。AとBが良く似ているから、二つは同じ技術を使っただとかいう「理論」は推定でしかないので、論にはならないからだ。
あと、最後ぐらいは原作者の夢枕獏にも一言書かせるか、感謝の一言があってもいいのではないだろうか?どれだけ原作から離れたとはいえ、最初のスタートの原作がないと生まれなかった物語なのだから。
まあ、夢枕獏自身は気にしてないと思う。いつも、原作をぶっこわすぐらいのじゃないと他のメディアに変換する意味はないと公言しているのだから。どちらにしても、13巻かけてたどりついた地点と僕の意識はシンクロしなかった。残念だ。
低俗霊DAYDREAM (8) 目黒 三吉 奥瀬 サキ 角川書店 2006-01-26 |
やっと事件の背後が見えてきた。が…。前の巻を読み直さないとまったく筋を忘れています。やれやれ。
蟲師 (6) 漆原 友紀 講談社 2005-06-23 |
ずっと読んでいた気になっていた第6巻。実は7巻を読んで読み終えてないことに気がついて再度読み直した。やはりいい話があるなあ。「天辺の糸」が好きです。