メモ イギリス メドウ

メドウ‥不耕起の牧草地。
イギリスでの本格的な庭園造りは17世紀に遡る。
最初は模倣。
塀で囲った平らな敷地に並木と噴水を左右対称に配した幾何学形状の「フランス式整形庭園。」
オランダ造園手法は、敷地に高低差をつけるサンクンガーデン。
当時のイギリスはオランダのサンクンガーデンを取り入れていた。
イギリス独自の庭の誕生は18世紀。産業革命以後、風景式庭園が生まれた。
近年は、イギリス在来の野生の草花が咲くメドウ風ガーデン。
本来のメドウは、畜産のために中世に構築された農業システム。14~15世紀、食料を効率よく確保するため人々は牛の飼育を始め、森を切り拓いて、牧草地に変えていった。木々の下草が育つのを待って、また刈る。その繰り返しにより、多様な野草が咲く、豊かなメドウが徐々に形成されていった。
旗智優子「野生を抱く庭」『AGORA』2018年5月号 

カテゴリー: 雑学 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です