人間臨終図巻Ⅰ~Ⅲ

人間臨終図巻〈1〉 人間臨終図巻〈1〉
山田 風太郎 (2001/03)
徳間書店
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人間臨終図巻〈2〉 / 山田 風太郎
人間臨終図巻〈3〉 / 山田 風太郎
本書の内容は、タイトルの通りで人間がいかに死んだかを享年順に並べた年表である。
これを日本だけでなく世界史的に(つまり普遍的に)外観していることにより、より客観的な視点で死ということを捉えているだろう。つまり、死とは特別ではないとことだ。また死について考えることはそのまま生きるということに繋がっており、その意味でも考えさせられる内容である。
この本には様々なリンクが埋め込まれている。例えば、死んだ同世代の人が書いてあると、日本史と世界史の連動を体感できる。他には故人と関わった人が臨終時の様子で出てきていることも想像が働く。そういえば、人によっては作者である山田風太郎が出ていることにもある種のユーモアを感じることが出来た。

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