ふくおか彩発見-筑紫野市五郎山古墳-

五郎山古墳(西から)

古墳の解説文

石室の奥壁にある壁画

ふくおか歴史彩発見の関連事業に参加してきました。
行った場所は、かなりご近所さんの筑紫野市五郎山古墳です。なんと国指定史跡です。つまり、それだけ貴重だという目安ですね。
ここは古墳の中でも珍しい装飾古墳なのが特徴です。装飾古墳とは、その名の通り古墳の石室の中を絵などで装飾している古墳です。有名な高松塚古墳もこの分類の範疇です。まあ、あれに比べるとずいぶん原始的な表現をする絵になるんですが。
さて、お恥ずかしい話ながら、この古墳を見学するのは初めてだったので、ちょっとわくわくしながらいきました。
古墳は独立した丘陵の南側に立地しており、眺望が良い場所に作られています。なので、平地からいっきに丘の上まで階段で駆け上がります。軽く汗だくになりますが、あがってみると眺めが良いので一息つけます。
実は、普段は簡単にはみることができない石室を今日明日は、ふくおか歴史彩発見イベントのおかげで見放題です。僕はそれに便乗した次第です。
さて、この五郎山古墳は、古墳時代後期(6世紀後半)に築造された円墳です。径約32m、高さ約5.5mで二段築成で横穴式石室の主体部を持ちます。
石室全面のコンクリート部屋からガラス越しに10mぐらい先の絵を見るのですが、それでも生の資料の迫力に感動しました。今日は空気が乾燥しているからちょっと見えにくいようです。解説してくれたO技師さんありがとうございます。お仕事ご苦労様でした。(他人事に思えなくて申し訳なかったです…)

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