西尾維新といえば、戯言シリーズがまずは思い起こせるだろう。
京都の二十歳と呼ばれ、彗星のように颯爽とデビューして息つく暇もないぐらいに小説を量産している彼は、ここ最近のラノベ界(これは正確な表現ではないが)を引っ張っている一人だ。
その西尾維新が趣味で書いたという「化物語」上下巻だが、意外と傑作だと思う。傑作の基準は単純。読み直したいと思うかどうか。この作品は少なくとも3回は読み直した。
登場人物の掛け合い漫才のようなしゃべりが評価が高いのはうなずける。西尾維新ののびのびとした筆運びは読んでいてリズムを感じる。
続刊も計画されているという噂なので期待している。
化物語(上) | |
西尾 維新 VOFAN
講談社 2006-11-01 おすすめ平均 |
化物語(下) | |
西尾 維新 VOFAN
講談社 2006-12-04 おすすめ平均 |