特別史跡水城跡の整備基本計画では、東門に隣接する通称東土塁部は門から100m程度の範囲の樹木は伐採して、土塁の本来の姿がよく見えるように計画を立てている。
現在、徐々にではあるが樹木の整理や下草を刈っているがいまだ多くの樹木があり、なかなか土塁の姿は見えない。もちろん、博多側に連なる桜並木のせいもある。
全体としては緑地としての水城跡の価値も認められているので、全部を伐採してしまうわけではなく、一部範囲の伐採を予定している。
さて、下の写真は、2017年2月に現地を撮影したものだ。
これを見て貰うと、冬のため土塁の上端ラインがかなり見えている。やはりこのラインが大事である。
残念ながら100m先には個人所有の墓地があるため、そこまでしか伐採は進められないだろうが、それでもずいぶんと土塁があることがわかりやすくなる。
まずは、水城を知ってもらうことが大切だ。