南阿蘇探訪
-通潤橋と池尻の唐傘松を訪ねて-
(2003.9.20)
「とてもすばらしい松があるよ」、と職場の同僚(史跡・天然記念物大好き)が俺に言ってきた。場所は南阿蘇。通潤橋の近くとのこと。しかも「はやく行かないと写真持ってくるよ」とまで言われた手前、行かないわけにはいくまいて(野武士風
と、いったわけでその週末には探していってきました。もし、自分で探したい方は、最後の
方まで見ずに自分で探しにいってください。その方が感動は増すはずです。
(しかし、若干TOP絵にでているのは秘密)
この日はあいにくの小雨模様。ファームロードはそのためあまり楽しめませんでした。ここから三愛レストハウスを目指したのですが・・・ 直前で立ちコケ;; このバイクで初めての立ちコケになりました。
阿蘇駅周辺まで来て、定番の味千ラーメン定食を
食べました。乾燥ニンニクの臭さが忘れられません。
美味しいですよ〜。
初めて俵山峠を走りました。ここは展望場へあがる駐車場です。ここにバイクを止めて歩いて見にいきました。
観光看板 南阿蘇ってまだ行ってない場所多いなあ・・・
俵山から見た阿蘇。いつも大観望からしか見ないので南から見る阿蘇は新鮮です。
となりの丘からはもっといい景色が見えそうだったのですが、歩いてあがる気力がなかったので今回は見送りに(笑
俵山峠を後にして南阿蘇グリーンロードに接続して吉無田高原に抜けようと考えていたのですが、ナニをどう間違ったのか・・・県道28号線に降りてしまい、その流れで県道57号線を通りました。この県道57号線はびっくりするぐらい細くうねうねしており四国の439号線(通称、よさく)を彷彿とさせる道でした。しかも車線いっぱいのダンプとか平気できます。とにかく一度この苦行を味わって欲しいです、みんなに(笑 写真左はその途中わずかに開けたところで撮影。右はやっと峡路を抜けて国道218号線に接続する箇所です。
やっと通潤橋に到着。結構遅くなりました。県道57号のせいで・・・
数年ぶりに来たら道の駅になってました。前回来たのはいつだったけ・・・(汗
通潤橋の解説板 簡単に説明をすると台地の上を開墾するために遠く離れたところから水路を引きたかったのですが、途中の谷はどうしてもさけられなかったんです。だからここに水路を渡すためにこの通潤橋という石橋を造ったとのこと。
通潤橋遠景 1854(安政元年)年に地元の庄屋・布田保之助さんによって作られました。190(昭和35)年に国の重要文化財に指定されています。
近景 近づくとその大きさにびっくりします。石橋の高さは約20m、全長75.6mあります。
絶妙なアーチを描く石橋 石の組み合わせ形が見事ですね。
石橋の上です。当然手すりなどはありません(怖 幅は6.3mですが見た目ではもっと狭く見えます。高所恐怖症の人には無理かも・・・
中央にある放出口 杭が見えてますがこれをとると放水になります。
恐怖心でここまでしか端には近寄れませんでした。
石橋の上からみた道の駅「通潤橋」
手前が溜め升になっており、石橋の方へ圧力がかかって流れる方式です。
通潤橋用水路鳥瞰図 7km離れたところから用水を引く苦労は並大抵じゃありません。
五老ヶ滝です。滝壺まで見に行けるようですが、草が茂っており展望台から見ました。
橋の下を流れている川はそのまま滝へ続きます。右のカットが滝側から見た画像です。
道の駅 で飾ってあって松葉細工の熊
同じく謎の巨人・・・ 謎だ・・・
道の駅「通潤橋」から東へ国道218を行きます。10分ほどいってトンネルをくぐり、赤い橋脚が見えたところで左に折れる道があります。そこを進んでいくと・・・・
山道をまっすぐ進んでしばらく行き、振り返るとそこに、松がありました。丘の上に悠然と。
近づくとよりその威容が迫ります。 池尻の唐傘松、すごいなあ・・・
看板 県指定天然記念物とのこと。
丘の上は整備されており、唐傘松がまるでラピュタの飛行樹に見えます(笑
見事な枝振り しっかり手入れされております。
しっかり裾まで反り返っています。見事!
今回は南阿蘇を巡って、通潤橋と池尻の唐傘松をじっくり堪能できました。
また天然記念物や史跡を見て回ろうかと思います。