●新書
「間取り」の世界地図暮らしの知恵としきたり 服部 岑生 青春出版社 2006-01 |
この本で、日本の間取りにDK(ダイニングキッチン)が登場したのは、1951年に設計された公団住宅用間取りである51-C型から始まることを知った。そして、そのDKという概念により日本の住宅と西洋的な生活が融和していくことが始まったことなど、なかなか興味深い話が掲載されている。
そういえば、『のだめカンービレ』という漫画でパリのアパートが出てきた。そこで驚いたことに、ドアを開けたらすぐベッドルームという間取りがあった。けど、この本を読むとあれは向こうでも特殊な例であることがよく分かる。ちなみに日本以外でDKが受け入れられているのは意外にもパリ郊外とのこと。
森の不思議 神山 恵三 岩波書店 1983-09 |
少しだけ古い80年代の本だけど紹介したい。森林の力、とくにフィトンチッドに注目した先駆的な本。森林が人間にとって精神と体の安寧を得るために必要であることを、著者の実体験を例にして分かりやすく書かれている。
●ノベルズ版
工学部・水柿助教授の逡巡 森 博嗣 幻冬舎 2006-01 |
作者の自伝的なストーリー。国立大学の助教授でなおかつ小説家になってしまった経緯を詳しく書いている。ミステリィ好きの奥さんとの掛け合いが面白い。
聖刻群龍伝―龍攘の刻〈3〉 千葉 暁 中央公論新社 2006-01 |
戦記物として徐々に舞台が整ってきた。デュマシオンとサイオン、そして蛮人王ガイザスが現在の表舞台だが、そのほかの龍の動きも気になる所。
●ライトノベル
フルメタル・パニック! 燃えるワン・マン・フォース 賀東 招二 富士見書房 2006-01-20 |
うーん。作者のあとがきのように本筋はぶれてない。しかし、だ。ゲストキャラの彼女は可哀想だな。
本来の宗介がいる世界ではしょうがないことだけども、あまりに犠牲という意味合いが強い。この犠牲の果てに、宗介はかなめと巡り会えるのか。最近、ライトノベル離れをしている僕でも、このシリーズだけは当分読み続けたいと思った1冊。
我が家のお稲荷さま。〈5〉 柴村 仁 メディアワークス 2005-10 |
上にも書いたけど最近、本当にライトノベルを読む気力を失ってしまった。精神的に柔軟さが無くなってきたのかもしれない。
さて、このシリーズには特に思い入れがあるわけでもなく、どこかの批評か、書店のポップに釣られて購入して、そのままずるずると読み続けている。積極的にどこがいいのかは自分でもよくわからないけど、妖怪ほのぼの系なので安心して読めるところか。
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ジャックが郊外へ平均された。