家族の風景、夏から秋へ

かえっていく場所 かえっていく場所
椎名 誠 (2006/04)
集英社
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椎名誠の私小説シリーズの最新作。
『岳物語』、『続・岳物語』は昔に読んでその親子関係に憧れたものだ。『春画』はまだ読んでないのだけど、この『かえっていく場所』は、椎名一家がどのように時の流れの中で変容していったかが、父親の視点で描かれている。
書いてある内容で一番ショッキングだったのは、やはり「東京の白い夜景」にでてくる「あの人」のエピソードだろう。椎名誠が尊敬する年上で川好きの旅人が、睡眠薬にたよりアルコール中毒になってしまったという下り。やはりどう読んでもあの人だろうなあ。今は立ち直っていると書いてあるのは素直に良かったと思う。彼のファンでもあるから。

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家族の風景、夏から秋へ への1件のコメント

  1. BlogPetのジャック のコメント:

    SECRET: 0
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    きょうジャックが岳へ中毒された!
    きのうは岳で春画とか尊敬したかもー。

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