【樹木メモ】 アワブキ アワブキ科アワブキ属

アワブキ アワブキ科アワブキ属
【木の特徴】
本州、四国、九州の山地や沢沿いに自生し、高さ8~10mになる落葉高木。 アワブキとはこの材の枝を燃やすと切り口から泡(あわ)を吹くことから名前が付けられたとも、白い花を付けたときに木全体に白い花が泡のように咲き乱れるからとも言われている。
【葉の特徴】
葉は、長さ9~25cmの長楕円形で、先は急に尖り、互生する。縁には浅い鋸歯がある。
【花の特徴】
花は、6~7月に、枝先に長さ15~25cmの円錐花序(えんすいかじょ)を出し、淡黄白色で直径4mmの小花を多数咲かせる。花弁は5個ある。すばらしく甘い香りを放つ。
【実の特徴】
実は、直径4~5mmの核果(かくか)で、秋(9~11月)に、赤く熟す。
【幹の特徴】
樹皮は、紫暗灰色で滑らかだが、褐色の小さな皮目が目立つ。
・日常の管理について
普通に山野に自生する樹木なので、一般的な庭園木のような散水や施肥は必要としない。ただし、降雨量が極端に少ないようであれば、最低限の水分は必要である。特に幼木期には適度な散水等で乾燥を避けた生育環境に配慮が必要。

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