久しぶりに、特別史跡水城跡にある水城院跡に登ってみた。
道沿いにあるブロックの区画に中に今までなかったものが建てられており、びっくりした。
今まで見てなかったけど、倒れていたのをだれかが建てたのだろうか。
遠景
一見、空風輪を欠損する一石五輪塔に一見見えるが地輪部が縦に長い。火輪には種子が入っている。
どうやら、「三界万霊」と彫っているようだ。その言葉の示すことを知らなかったので検索すると下記のようなことが書いてあった。
【無縁仏】より
…供養されることがないのでつねに腹をすかせ,あるいは安らかな死が迎えられず,怨恨をもって迷っているため,たたりやすく,またこの世に害を与えるので,無縁仏には個人または集団でことあるごとにまつる必要があるとされた。中世の霊魂祭祀では,個々の無縁霊がもれないように,総括して法界,三界万霊,無縁一切精霊などと表現していた。民俗用語としては,現今,南九州・南島ではフケジョロ(外精霊),ウケジョロ(浮精霊),ホカドン(外殿),トモドン(供殿)など,紀ノ川沿いではお客ボトケ,兵庫県宍粟郡ではショウロサン(精霊様),岐阜県加茂郡では一切精霊様,壱岐ではサンゲバンゲ(三界万霊)などとよばれている。…
※「三界万霊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報
どうやら無縁仏などの供養のために彫った石碑でお寺の境内にはよくあると書いてある。
以後、気をつけて見てみよう。
久しぶりに来たからかもしれないが、階段を上がった左手側の門柱(写真でも右手)の石碑が大きく倒れ係っている。このままだといずれ倒れてしまう可能性が高い。