発掘された日本列島展(in飯塚市歴史資料館)

今日は、仕事を午前中で切り上げて昼から展示を見に行きました。油断して昼ご飯のあと、うたた寝をしてしまい、午後3時スタートになったのは予定外でしたが。
その展示とは、飯塚市歴史資料館で行われている「発掘された日本列島2005」です。これはその前年に日本各地で発掘された遺跡を持ち回りで展示していく展覧会です。
今回、近くまで来ているのでチャンスとばかりにでかけていったのですが…。

米ノ山峠の雪景色、ここはまだ凄くないですが

いきなり大雪!しかも尋常ではない、降りよう。太宰府の裏にまわるとそこはもう一面の銀世界でした。太宰府側があまり降ってなかったので安心していたらこの有様。自然をなめてはいけませんね。
山に入ると路面は轍で見えている状態ですが、凍結をぎりぎり始めている状態で、積雪は10cm程度です。勿論路肩は30cmぐらいは積もっています。気合いを入れて、米ノ山峠を登っていくと、路肩に転がる死屍累々のクルマ達。そして後ろから迫るJAFの特殊車(これは途中でスタックしたクルマを救助にむかっているため)。
非常にスリリングな状況でしたが、BRIDGESTONEのREVO1を装着したアウトバックは非常に安定しており走行を楽しめました。本当はチェーンがあったほうがより安心なのでしょうが、現状でも雪が深くなければいけると思いました。
さて、峠を越えても安心はできません。展示会は当然のように時間設定があります。午後4時半までに館内で受け付けないと、入れてもらえません。なんとか、午後4時16分に飯塚市歴史資料館に到着して館内へ。チケットは職場にあった招待券を使ってタダ。これは役得です。
展示会の看板

発掘された日本列島2005 新発見考古速報 発掘された日本列島2005 新発見考古速報
文化庁

朝日新聞社 2005-07-15
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諸事情で手元に展示図録がないので、うろ覚えで書くと、展示内容で興味を引かれたのは、蛇の骨を入れた小壺(なんで蛇なのだろうか)、新田(1)遺跡から出土している木製皿と杯(轆轤使用がよく分かる)、縄文時代の編み物(展示の仕方がユニーク)、土製の七重塔(昔、長野で見た記憶あり)、古墳時代の太刀の鹿角製装具はとても繊細で細かい意匠が施されていました。
展示会の様子

展示の図表などは特別凝っておらず、逆に親しみが湧くような感じでした。(狙ってやっているのではなくて、低予算だったからというのが真相か?)
あと、展示室の関係で、全国史跡整備市町村協議会40周年事業の展示のほうが見過ごしてしまいがちだったのではないかと気になりました。そちらも現代生活と遺跡というテーマで史跡整備した遺跡をパネルと遺物で説明しており、勉強になりました。
土師皿に墨書で仮名がかいてあります

縄文人も数字の概念を!

同時開催されていた、「北部九州の装飾古墳と埴輪展」はさらっとしか見られなかったのが少し残念ですが、ギリギリまで粘ってもう午後5時、閉館時間です。
館を後にして家路についたのですが、ここでまた問題が…。
そう、雪が凄すぎて軒並み筑豊方面から福岡方面に出られる峠ルートがチェーン規制になっていることです。
当初200号線で行こうかとおもったけど、思い直して八木山バイパスへ。これは吉だったのかどうだったのか。本来は北上して3号線に逃げたほうが結果として速かったかもしれません。
悪い予想は当たるもので、八木山バイパスは途中のトンネルから大渋滞。料金所手前で謎の停滞をして、30分ぐらい車内で待ちました。料金所をすぎてからは快調に下って、篠栗から福岡へ抜けて福岡ICから乗って帰れました。到着は、午後7時だったので思ったよりは速かったかな。
とにかく意外な大冒険となった資料館見学でした。(本当は太宰府~飯塚は1時間もあれば十分たどり着きます。念のために。)
追伸
本来は写真撮影禁止なので、この画像はイメージということで。(苦しい言い訳)

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